なぜヨガや瞑想が『いい』のか?

ヨガのクラスの最後5分に瞑想を取り入れています。

先日、ヨガの時間を盛り上げ過ぎて、うっかり最後の瞑想をする時間がなくなってしまい、『最後の瞑想が気持ちいいので、やりたかったです』となんとも嬉しいお声をいただきました。

”何もしないで、いられますか?”

何もしない自分といる。何かをしないと、時間が勿体無いと落ち着かない。

昨日は、上野 国立化学博物館の特別展『人体ー神秘への挑戦ー』に行ってまいりました。人間の身体の解剖の最新研究が展示されてありました。

ヨガと瞑想の勉強をしだしてからは、脳科学や神経・筋肉など身体のことが興味深い私ですが、”ぼーっとしている時”と”ひらめき”が起きた時、脳は同じように働いている。ということと、臓器同士が情報を伝達し合って会話しているというのが非常に印象に残りました。

瞑想で、静かに座っていようとするとイライラするとか、電車に乗っている時とか、駅で電車を待っている時ぼーっとしていられないとか。

何もしない時の脳の回路は、”DMN(デフォルトモードネットワーク)”と言う状態にあります。この”DMN”が漠妄想し始めると過去や未来に思いをめぐらせ、不安や心配、後悔、憂鬱状態になります。

だから、何かをしていれば自分の内側から出てくる感情を見ずに過ぎますから、ストレスを感じずにすみます。

ヨガでは、呼吸や自分の体に起こる感覚に意識を向けて潜在意識にアプローチしていきます。思い込みや、こだわりが拭い去られて在り方が変わっていきます。

瞑想では、ダイレクトに潜在意識に働きかけて、思い癖や概念を書き換えていきます。

未来に無限の可能性が描ける。

自分は、これでいい。無条件に承認する。

現在の自分を最高だと思える。

現在が最高であれば、過去の全ても最高の今のためにあったと解釈できます。