内観

師匠 中島正明氏主催のProfessional Yoga Teachers’ Clubにて学んで参りました。

今回は、アーサナ(ヨガのポーズ)をとる意義について

ヨガスートラ(ヨガの教典)には、ヨガとは心の働きを死滅させることであると書いてあります。

心のコントロールをするために、臨場感の高い身体から入る。

ヨガクラスでは、ポーズを取りながら、呼吸に意識を向け、身体に何が起こっているのか観察します。

進化するための現状破壊。

考えるのではなく、感じて気づく。

意識にあげること。

ポーズをとる時に、どれだけ感じることができるのか。細胞まで意識を向けて。

瞑想に向かうための土台作り。

”ヨガとは最高の人生を生きるためのツール”

キーワードは、『内観』です。

内観とは、

①精神を集中して自分の心を観ずる事によって、自己の内部にある真理や自己の真実の姿を知ろうとする瞑想による修行法。観心。

②自己の内面を見つめ、そこにあるものを探求すること。内省。

③自分自身の心の動き・状態を自分で観察すること。

ー三省堂 大辞林よりー

力まない、力を抜く、リリース

柔軟性向上トレーニングを受けてきました。

しなやかで柔らかい身体には、しなやかで柔らかい考え方が必要です。

柔らかくなりたい。(柔らかくない自分という意識)

硬い自分はだめ。(ストレス→コルチゾール破壊)

頑固にある、筋膜のリリース。

トリガーポイントのマッサージボールが、おすすめです!

ポイントは、足裏、手、頭皮。末端の筋膜のほぐし。

圧をかけて、筋膜の癒着が解けていくのを待つ。(最低90秒)

奥歯を食いしばらない。

噛み締めをしすぎると、奥歯の根っこが割れてしまいます。

噛み締めの頭痛がある人は、歯科のレントゲンで確認してみるといいですよ。

可動していく道を間違えない。

ポーズを深める時は、安全に行うために指導者に見てもらう状況をおすすめします。

自分の練習は、ほぐしを丁寧に行います。日常の力みにも、気づいて行きます。

 

心と身体がバラバラな時、純粋意識を探って観る。

やるか、やらないか?どうしようか迷った時、どちらを選びますか?

色んな理由をあげて、やろう。もしくは、やめておこう。と決断します。

意志力を保つため、迷う時間を短くしようと心がけています。

迷っている時間は、エネルギーの無駄遣いだそうです。

ちょっとでも、やりたいって頭に浮かんだら、身体のコンディション見てやれそうだったら、やるって決めてます!無理って思ったら、やらない!終了!

『純粋意識』

心の奥底にあり、愛、好奇心、理由なく溢れてくるワクワク心から好きなこと。無我夢中になれること。

純粋な想い。優しさ、思いやり、感謝、与えること、元気、熱意、受容、向上心、純粋性。

人に良い影響を与えるポジティブなエネルギー。

例えば、誰かの力になりたい。許す。失敗を受け入れる。楽しい時間。集中する。助けてもらう。良くなりたい。成長したい。

ある時、癒し系の先生のヨガクラスに行ったら、始まる前に『心と身体がバラバラです。』と涙を流している子がいた。私も悩みまくっていた時期に、ヨガやダンス教室のストレッチ時間に涙が溢れ出てきたことがある。純粋意識を押さえ込んでいると、横隔膜だったり筋肉で、自分の感情を同時に押さえ込んでいる。だから深い呼吸やほぐしで筋肉が緩まると、それが解放されて溢れ出てくる。食いしばる癖や力みのある人は、だいぶ押さえ込んでいるんじゃないかな。

恐れ、不安、思い込みから解放。『でも、』『だって』『どうせ』『今更』。

自信がなく弱い状態。

自分の純粋意識に気づく。何がしたいのか。何が好きか嫌いか。何に喜びや苦痛を感じるか。自分が思い描く人生を生きることができる。

綺麗な花(結果・成果)は、枝(方法・行動)や太い幹(考え方)としっかりした根(心)を持った木に咲きます。

もっとも重要な根(心)に栄養を与えるのが土に含まれる養分(純粋意識)。

純粋な愛や生命です。愛のエネルギー。生き生きして、幸せを感じられて、より自分らしくなっていく。心が満たされていることです。

ヨガや瞑想で、静かに止観。