マインドフルネスと禅

等々力不動尊

『私たちは、もともと完全だ』

普勧座禅儀 道元禅師より

座禅と瞑想は一体何が違うのか。

どちらもただ静かに座る。

マインドフルネスの定義は、『今この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価せずに、囚われのない状態でただ観ること』『何かに気づくこと』

禅”ZEN” サンスクリット語”dhyana””禅那”の定義は、『姿勢を正して坐して心を一つに集中する。』『無我・悟りの境地に入ることを目指す』宗教的修行法。

ヨガの瞑想は、サマタ瞑想(一点集中)ディヤーナ(禅定)から入り、マインドフルネス(ヴィパッサナー瞑想)を経て悟りに至る。

何か嫌なことがあったり、不安でいっぱいになった時。今の現実に目を向けることで、それは私の頭が作り出した想像の世界であると気づく。それでも、そのことが頭から離れなくて、苦しかったり、悲しかったりするときは、”育む瞑想の喜び”を唱えることをオススメします。これは、私が大好きなやつで、私も瞑想中によく使いますし、私のヨガクラスでもよく使わせてもらっています。

育む瞑想の喜び

1、息を吸いながら、私は今、息を吸っていると気づく。/吸う

  息を吐きながら、私は今、息を吐いていると気づく。/吐く

2、息を吸いながら、私の息は深まる。/深く

  息を吐きながら、私の息はゆっくりと流れる。/ゆっくりと

3、息を吸いながら、私は静けさを感じる。/静かに

  息を吐きながら、私はくつろぐ。/くつろぐ

4、息を吸いながら、私は微笑む。/微笑み

  息を吐きながら、私は解き放つ。/解き放つ

5、現在の瞬間に安住しながら、/現在の瞬間

  すばらしい瞬間と気づく。/すばらしい瞬間

蓮華の瞑想 The Blooming of a Lotus ティク・ナット・ハン より

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